黒木の部屋へようこそいらっしゃいませ。
ここには、体験を元にしたフィクションの物語を書き綴ります。
登場する人物や場所などの固有名詞は全て架空のものであり、また、使われている画像も全てイメージで、実際のものとは何の関係もありません。
尚、書き進めるうちに過激な表現が含まれるかもしれませんので、予めご了承願います。


※『過去ログ』や『カテゴリー別』の表示にすると、書いた順番にソートされますので、本のページをめくる感覚で読めると思います。

では、お気に入りの物語をお選び下さい。
§1・『カヲリ−前編−』 §1・『カヲリ−後編−』 §2.『かっちゃん−其の一−』 §2.『かっちゃん−其の二−』 §2.『かっちゃん−其の三−』 淡い想いを思い出していただければ嬉しく思います。

2013年02月14日

かっちゃん−1−

千坂市は雪国にある山に囲まれた人口4万人程度の長閑な町だ。
太田勝美と俺、冨樫啓太は幼稚園からずっと同じクラスの幼馴染み。
仲は良いが、ずっと一緒にいるせいなのか、お互いに遠慮がない。
恋人というわけでもないと俺は思っているのに、困った事にかっちゃんは子供の頃から「私がお嫁に行ってあげる」と言い続けている。
そのお陰でずっと周りからからかわれていた。
z2k027.jpg

かっちゃんの家はお風呂屋で、開店前の一番風呂には小学5年生くらいまで一緒に入れてもらってた事もある。
そう言えば6年になって暫くした頃に、いつもなら一緒に入るのに、その日のかっちゃんは女湯の方へ行ってしまった事があって、変に思っていたら脱衣篭を準備していたかっちゃんのお母さんが「毛が生えてきたんだよ(*^o^*)」と笑いながら教えてくれた事があった。
...毛...(*゚∀゚)!
そのとたんに女湯の方から「おかぁさんのばかぁ!」と大きな声がしたのを覚えている。
それ以来、一緒に風呂には入っていない。と、言うより、お互いに違う生き物なんだと意識し始めた切っ掛けだったに違いない。

そんな俺達も、中学生になって初めて別々のクラスになった。
最初のうちこそ違和感みたいな感じがしていたけど、慣れてみれば気楽だ。
部活をなんにしようかって選んでいたときに、俺がサッカー部に入ると言えば「じゃあマネージャーになる!」と言ったけど、「それだけはやめてくれ」と頼んだ。
かっちゃんはつまらなそうに「ちぇっ(・ω・` )」って言った。
結局、かっちゃんはテニス部に入って毎日球拾いをしている。
テニス部を選んだ理由は「サッカー部の隣で練習できるから」なのだそうだ...

べつに、かっちゃんが嫌いだとか煩わしいとか言うのではない。
むしろ一緒にいても気を遣わなくて楽ちんだし、俺の気が付かない事を教えてくれたりもするので有り難い。
ただ..周りがすこぶるやかましい...( ̄~ ̄;)
一緒にいる事をからかわれるのももう慣れた。
だけど中学生にもなると俄然、異性に興味を持つ連中が増えて、俺としてはそっちをあしらうのが面倒臭い。
いいじゃないか。「仲良き事は美しきかな」だ。

それでも神様はどこかで俺達を繋いでいたいらしく、同じ図書委員になってしまった。
とは言っても1組と3組なので、活動する日は別々。月に一回、全体会議で一緒になるだけ。
運動部の生徒でそれほど夢中になっていなかったり、期待されていない連中は意外と委員会に入りたがる。
委員会の活動日は公然と部活が休めるからだ。
俺もどちらかと言えばその類で、雪国のサッカー野郎なんてどうせ日の目を見る事はないのだ。
ただ楽しくサッカーができればそれで良いやと思っていただけ。
だけど同じクラスの渡瀬は本気で全日本入りを目指しているようだ。中にはそんな奴もいる。

放課後、部活が終わると1年生は後片付けが待っている。
グラウンドをトンボやローラーを使って整備したり、グラウンドの隅にある用具倉庫にボールなどを仕舞い込まなくてはならない。
これは金網を隔てたテニス部も同じようで、この日も用具倉庫にトンボを片付けに行くとちょうどかっちゃんも何人かのテニス部員とネットを運んできたところだった。

「けいくん!終わった?玄関で待ってて!一緒に帰ろっ(*^o^*)」


《第二話へつづく》
※第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。
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2013年02月15日

かっちゃん−2−

片付けが終わって玄関に行ってみても案の定、かっちゃんはまだいなかった。
着替えひとつとっても大抵は女の方が時間がかかる。今日もそうだ。

「冨樫ぃ!なんだ、また嫁さんに待たされてんのか!?」
うるせぇ...( ̄へ ̄;)先に帰る同級生にからかわれる。
これもまたいつものことだ。

「あ。ほら勝美!旦那様がお待ちだよぉ」
...やっと来た...( ̄~ ̄;)
「うん♪じゃね(*^o^*)けいくん!待ったぁ!?」
「へぃへぃ。待たされるのは毎度のことですょε-(´・`)」
「帰ろっ(*^o^*)」
そう言いながら歩き出すと、かっちゃんと一緒に来た二人も後を着いてくる。
テニス部のちゃこと玲実だ。
「な..なんだょ..(-""-;)?」
「あ〜、気にしないで(*^o^*)」
「なんかいっつも二人でいいなぁ〜って思ったりして(*^o^*)」
「んなこと言ったって..近所なんだし..(-""-;)べつにお前らが思ってるような事はなんにもないぞ」
「え〜〜(〃¬o¬)思ってるような事ってなによぉ〜?」
「あ〜〜(〃¬_¬)あやし〜ぃ。エッチなこと考えたんでしょぉ?」
「..ば.ばか..Σ( ̄◇ ̄;)ち、違うよ!」
「私はべつに構わないんだけどねぇ〜(〃´∀`)」
「きゃぁ〜!大胆発言だぁ(〃∇〃)(〃∇〃)!!」
「ばか..お.お前までなに言ってんだよΣ(@◇@;)!」
それまで少し離れていた二人が近寄ってきた。
「ねぇねぇ(〃´∀`)ホントのところはどうなのよ?」
「なんだよ..ホントのところって?(; ̄ω ̄)ゞ」
「ん〜〜..ほら..(〃¬o¬)キスとか..その先とか..さ?」
「ばばば..ばっきゃろぉ(〇▽〇lll)ノノんなことするわけねぇだろぉ!」
「え..キス..したじゃん..( ̄◇ ̄)b」


( ̄◇ ̄)b (〇▽〇lll)ノノ(///▽//)(///▽//)

「ほら..幼稚園の時..(@⌒ο⌒@)b」
「あはは(*^o^*)かわいぃ〜♪」
「そんなん..キスじゃねぇよ..(-"-;A」
「え〜〜..(-""-;)キスはキスでしょぉ?私には大切なファーストキスなんだからね!」
「ぃいなぁ〜(*´ω`*)」
「冨樫ぃ〜(。 -´ω`-)σ"勝美みたいなかわいい子..もっと大事にしなくちゃダメじゃん!」
「そうよそうよε=(。・`ω´・。)あんまりほっとくと誰かに取られちゃうよっ!」
「その心配はいらないょぉ(〃´∀`)私がけいくんのお嫁になるんだからっ」
ひゅうひゅう〜〜♪(〃∇〃)(〃∇〃) 「(・∀・;ノ)ノひゅうひゅうじゃねぇっ!」

途中でちゃこと玲実は角を曲がってそれぞれの自宅へ帰っていった。
俺とかっちゃんはまだしばらくは商店街の中を並んで歩く。
「なぁ..( ̄へ ̄;)?」
「なに?」
「まわりのみんなになんて言ってんだょ?」
「ん?べっつにぃ〜(´∀`*)いつも言ってることだけだょぉ」
「他にもいい男がいっぱいいるぜ..( ̄~ ̄;)?渡瀬とかかっこいいじゃん?」
「あ〜〜(。・`ω´・。)そーゆーのってなんかヤダなっ!」
「..なんでだよ..ヾ(´▽`;)」
「もしかして私がお嫁に行くのって迷惑(。・`ω´・。)?」
「いや..ヾ(´▽`;)そーゆーことじゃなくて..まだそんな歳じゃないし..」
「あら..8年も一緒にいるんだもん(〃´∀`)今更よそに行くつもりなんてないわょ」
「だから..まだ早すぎるだろ..ヾ(´▽`;)」
「いい?昔ならとっくに結婚しててもおかしくない年齢なのよε=(。・`ω´・。)」
「うーーーん..そりゃそうかもしれないけど..( ̄~ ̄;)」
「それに大人なら8年も一緒にいれば赤ちゃんだっているんだからっε=(。・`ω´・。)!」
「それじゃ..もし俺が他に好きな子ができたらどぉすんだょ( ̄~ ̄;)??」
「え..(・∀・;)..そ.その時はしょぉがないょ..(-ω-` )そこまで束縛して嫌われたくないもん」
..そ、そんなにしょんぼりしなくたっていいじゃんか..(・∀・;ノ)ノ
「..あれ?(・∀・)?..今..『他に』って言った?」
「なにが( ̄~ ̄;)?」
「ほら『もし俺が他に好きな子ができたら』って言ったじゃん?(@⌒ο⌒@)b」
「あ..うん..( ̄~ ̄;)」
「..てことは..今は私が好きだってことじゃん!o(*^▽^*)o」
「..え..Σ( ̄◇ ̄;)..ま..嫌いじゃないけど...」
「だったらい〜〜じゃん(〃´∀`)!」

この天真爛漫な性格は意外と男子に人気があったりする..
こんな会話をしているうちにかっちゃんちに着いた。

「あ。もうお店やってる..(´・ω・`)」
「中学になって帰りが遅くなったからね( ̄~ ̄;)」
「最近うちのお風呂に入れないね(´・ω・`)」
「まぁ( ̄~ ̄;)しゃあなぃな」
お風呂屋が開店すると小学4年の妹と幼稚園の弟の面倒をみるのはかっちゃんだ。

そんな長閑な田舎町に、ちょっとした事件が起きた。


《第三話へつづく》

・第一話はこちらから。
※第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。
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2013年02月16日

かっちゃん−3−

「変質者が出たっ( ̄◇ ̄)b」
放課後のホームルームで担任の赤居が言った。
「したがってこの騒動が収まるまでは部活動は禁止となります。特に女子生徒は一人では帰らないようにっ( ̄◇ ̄)b」
「先生!どんな変質者なんですか!?」
「痴漢ですか!?」「パンツでも被ってるんじゃねーの?」
“変質者”という普段聞かないような言葉にクラス中が反応した。
「ん〜〜( ̄へ ̄;)なんだ..その..局部を露出して..だな..逃げていく女生徒を面白がってるみたいな馬鹿者だ」
「きゃあ!局部だってぇ〜(〃∇〃)」
「馬鹿者!面白がってんじゃないっ!追いかけられたりしたら大変な事になりかねんのだからして!絶体に野次馬根性は出すんじゃないぞっ( ̄◇ ̄)b」

騒ぎが収まるまでは、放課後は部活も委員会も中止で生徒は掃除を済ませるとすぐに帰る事になった。
どうやら映画館の裏通りや、商店街の路地裏辺りに出没するらしい。

放課後、掃除をしていると1組からかっちゃんがやって来た。

「ねぇ聞いた(´・ω・`)?」
「あぁ聞いた。変質者だろ?」
「そ。ちんちん出してるらしいわょ(〃´∀`)?」
「はっきり言うなって..( ̄~ ̄;)」
「べつに私はあんなの見慣れてるからへっちゃらよぉ(*≧m≦)=3」
「なに言ってんだょ(-""-;)見せてるだけならいいけど..変な事されたらどぉすんだょ?」
「2組の美和ちゃんが見たらしいよ(〃¬o¬)」
「へぇ..」
「じゃそーゆーことでボディガードよろしくねっ(〃´∀`)」
まぁそんな事だろうと思った...

掃除が終わって1組の教室へ行くと同じサッカー部の山田が俺を見つけた。
「おぃ!太田ぁ!お前の王子様が迎えに来たぞ!」
「おぃ..お前までそんな事言ってんじゃねぇよ..(-""-;)」
「ひゃひゃひゃ(≧∀≦。)ノだって小学生の頃からそうだからな!」
「いや..正確には幼稚園からだ..(-""-;)」
かっちゃんが飛ぶように来た。
「じゃあみんなまた明日ねっ(*^o^*)ばぃば〜ぃ」
俺達が帰ろうとすると1組の安達美佳が山田に言った。
「い〜なぁ〜(〃¬o¬)私も送ってってよ」
「おっ(*^o^*)い〜じゃんか!送ってってやれよ!」
「そぉだょ(*^o^*)山田って美佳ちゃんちの近所じゃん!」
「ま..まぁ..そーだけど..(; ̄ω ̄)ゞ」
「よし、決まりだ(*^o^*)そんじゃお先にっ」
「山田ぁ〜(〃¬_¬)美佳ちゃんのことよろしくねっ」
「な..なんで俺がっ..(;^ω^)!?」
俺は山田に耳打ちをした。
「い〜から送ってやれ(-""-;)..前から安達の事が気になるって言ってただろぉ..?」
「ぁ..あぁ..(;・∀・)」
「んじゃ..健闘を祈る( ̄◇ ̄)」

俺達は先に教室を出た。
「ねぇ..さっき山田になに言ってたの(〃´・ω・`〃)?」
「え?..ああ..あれ..( ̄~ ̄;)」
「そ..あれ..」
「山田ってさぁ..実は安達の事が気になってるみたいなんだよね( ̄~ ̄;)」
「えぇ〜っ!じゃあそれって両思いってことじゃんΣ(@◇@;)!」
「え!そーなのΣ( ̄◇ ̄;)?」
「そーだよぉ(〃´・ω・`〃)..美佳ちゃんてあのとーり結構積極的なのに山田が鈍感すぎるのよね」
「へ〜ぇ..( ̄~ ̄;)確かに女にゃ免疫ないし鈍感だな」
「けいくんだって女心がよくわかってないことがあるよねっ( ̄~ ̄;)」
「俺かぁ?..あんまり考えないし..( ̄~ ̄;)」
「だぁ〜かぁ〜らぁ〜(。・`ω´・。)..それがダメなんだよぉっ!」
「そっかぁ〜( ̄~ ̄;)??」
「でも変質者のお陰であの二人に進展があったりして...(〃´∀`)?」
「ばか..変質者なんてとっとと捕まった方がいーんだよっ(-""-;)」

俺としては女心よりこの騒動が一日も早く収まって、また思い切りサッカーボールを追いかけたいと思った。


《第四話へつづく》

・第二話はこちらから。
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posted by 黒木 幸作 at 23:03| Comment(0) | かっちゃん−其の一− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月17日

かっちゃん−4−

騒動が起きてから三日が経った。
相変わらず放課後の部活と委員会は中止のままだ。
お陰でほとんどの運動部は貴重な昼休みに集中練習とか言いだした。
早く捕まってくれないと困る...(-""-;)
山田はと言えばあれ以来、安達美佳と一緒に帰るのが定番となったようで、かっちゃんの言ったとおり少しは変質者騒動にもメリットがあったのかもしれない。

「ホントにまいるよな..(-""-;)」
帰り道は当然のようにかっちゃんと一緒だ。
「なにがぁ..(〃¬o¬)?」
「早く捕まってくれないと貴重な休み時間がないじゃんか(-""-;)」
「ああ..それ、うちの部も同じだょ..( ̄~ ̄;)」
「そうは言っても準備や片付けに時間がかかるからって、ボールも使わずにグラウンドをぐるぐる走ってるだけなんだぜぇ..(-""-;)」
「それも同じだょ..( ̄~ ̄;)」
「柔道部なんて昼休み中はずっと筋トレらしいぞ..(-""-;)」
「それ..なんかヤダな..( ̄~ ̄;)」
「でもテニス部は素振りとかもしてるじゃん(-""-;)」
「す・ぶ・り・だけだけどね..( ̄~ ̄;)」
「早く捕まってくれないと困るょ..まったく..(-""-;)」
「ねぇ..でもちょっとだけ見てみたくない(〃´∀`)?」
「なに(-""-;)?」
「へ・ん・し・つ・しゃっ(〃´∀`)」
「ばか(-""-;)なに言ってんだょ..」
「だってそんなのテレビでしか見たことないんだもん..(。 -´ω`-)σ"」
「ドラマじゃなくって本物だぞっ(-""-;)!襲われるかもしれないんだぞ!?」
「そんなのけいくんと一緒ならだいじょぶだょ(。 -´ω`-)σ"」
商店街の真ん中くらいまで来ると、路地の方から悲鳴を上げながら女子高校生が走って飛び出してきた。
きゃあ!きゃあ!!きゃあぁぁ(///▽//)!(///▽//)!!(///▽//)!!!

え..!もしかしてっΣ(@◇@;)!
そう思った途端、かっちゃんはその路地へ入っていってしまった。
「ばか!Σ( ̄◇ ̄;)どこ行くんだよっ!!」
俺もすぐに後を追いかけると路地の奥から下半身丸出しでロングコートをなびかせながら男が向かってきた。
「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁっ(//@/▽/@//)!!」
「危ないぞ!逃げろっΣ( ̄◇ ̄;)!!」
変質者の後から二人の警察官が走ってくるのが見えた。
俺は悲鳴を上げるかっちゃんを塀に押し付けるようにして庇いながらとっさに丸出し男の脛の辺りを蹴った。
“ナイッシューーー!!”部活ならそんな声が上がったはずだ..すると...

...飛んだ..ロングコートをひらひらさせながら3mくらい丸出し男が飛んだ...Σ( ̄◇ ̄;)

そのまま地面に落ちると走ってきた警察官が飛び乗るようにして取り押さえた。
「君たち、怪我はないか!?( ̄◇ ̄;)大丈夫かっ!?」
手錠をガチャリとその場ではめた。

え..Σ( ̄◇ ̄;)...ぇえええええーーーーーーっΣ(@◇@;)!!!

しばらくすると、無線で呼ばれたのかパトカーがやってきて丸出し男を乗せて行ってしまった。
パトカーが来るまでの間に俺とかっちゃんは名前とか住所とかいろいろと聞かれて、「危ないから明るいところを通って帰りなさい」と言われて解放された。

「すごかったね..(〃´∀`)」
「あぁ..初めて見たよ( ̄~ ̄;)」
「テレビの警察特集のドキュメンタリーみたいだったね(〃´∀`)」
「あのなぁっ(○`З´○)!たまたま警官が来たから助かったけど、なにかあったらどうすんだよっ!!」
「..そんなに怒んなくってもいいじゃない..(・ω・` )」
「きゃあきゃあ悲鳴上げてたくせにっ(○`З´○)!!」
「だってけいくんが助けてくれたじゃない..(-ω-` )」
「それもたまたまだょっ!二人してナイフで刺されたりしたらどーーーすんだっ(-`ω´-〆)!!」
「..わかったわょ...(-ω-` )..ごめん..」
「わかりゃいいっε=(。・`ω´・。)」
「..わかったってば..(-ω-` )」
「このことはおばちゃんに報告するっ( ̄◇ ̄)b」
「ぇええーーーΣ(@◇@;)!!ダメダメダメ!!!絶体にダメッ!!!」
「だったらもうちょっとおしとやかにするよーに( ̄◇ ̄)b」
「...わ..わかったわょ...(-""-;)」

次の日の新聞に小さく変質者逮捕の記事が載っていた。


《第五話へつづく》

・第三話はこちらから。
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posted by 黒木 幸作 at 02:34| Comment(0) | かっちゃん−其の一− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

かっちゃん−5−

ようやく騒動は一段落して、放課後の部活も委員会も再開された。
治安大国日本万歳だ!
安堵に包まれていた放課後に校内放送で呼び出された。
ピンポンパンポォ〜ン♪「あ〜あ〜、1年1組の太田勝美、同じく3組の冨樫啓太、至急校長室まで来なさい」

やべぇっ!きっと物見遊山で変質者の居た路地へ飛び込んでったのがバレたんだ...( ̄へ ̄;)

グラウンドへ行こうとしていた俺は部長に断ってしぶしぶ校長室に行く事にした。
とぼとぼと廊下を歩いていると一緒に呼び出しを喰らったかっちゃんが後から追い付いてきた。

「ねぇねぇ..いったいなんだろぉね(´-ω-`)?」
「こないだの変質者騒ぎの事だろ...(^-^ა)」
「だって捕まっちゃったじゃん..もう関係ないじゃん..(-ω-` )?」
「たぶん警察から連絡が来たんだよ..( ̄~ ̄;)..ほら、名前とか聞かれたじゃんか?」
「..聞かれた..(-ω-` )」
「先生から無闇に見に行くなとか言われなかったか...(-""-;)?」
「..言われたかも..(-ω-` )」
「だからだろ...たぶん言いつけを守らないで危ない目にあった生徒がいたって連絡があったんだよ...( ̄~ ̄;)」
「じゃあ..叱られるの..(´-ω-`)?」
「た・ぶ・ん・ねぇ〜〜...(;^ω^)」
「そーゆーのって“理不尽”ってゆーんでしょ(´-ω-`)?」
「ばぁか...(-""-;)..言われた事を守らなかったのはこっちの方だろ!?」

たぶん叱られるに決まってる。
しかも担任じゃなくて校長だ...こりゃかなりヤバイ。
もしかしたら親を呼びつけるなんて事にならないだろうな...(^-^ა)

「失礼します!」
俺達はドキドキしながら校長室に入った。
するとそこには校長先生だけじゃなくて二人の担任と、警官までいた。
こりゃ間違いないゃ...(;^ω^)

「あぁ..冨樫くんと太田さんだね?」
校長が声をかけてきた。
「あ..はい。冨樫啓太ですっ( ̄◇ ̄)!」
「..太田勝美です...(´-ω-`)」
「こちらは警察署長の高橋さんと地域課の仲村課長です」
「はぃ..お騒がせしました...(´-ω-`)(´-ω-`)」
「君たちが犯人を転ばせてくれたんだってね(⌒∇⌒)?」
...はぁ..(*゚∀゚)(*゚∀゚)???
「いや、実に勇気のある行動だったと思います。お陰で犯人を逮捕する事ができました( ̄◇ ̄)」
...はぁ..(*゚∀゚)(*゚∀゚)???
驚いている俺達をよそに校長が話し始めた。
「ふむε=(。・`ω´・。)..警察署の方が君たちの勇気を讃えて是非表彰したいと言って下さったんだ。それも全校生徒の前でとの事だったのですが、君たちの行動は間違ってはいないとは思いますが、やはり中学生としては無鉄砲な部分があります。わかりますか?」
「..はぃ(-ω-` )(-ω-` )」
「それで、今回は全校の前ではなく、この場で受ける事にしました(。・`ω´・。)」
「..はぃ(-ω-` )(-ω-` ).....ぇえ〜っ(*゚∀゚)(*゚∀゚)!」

「はっはっはっ(⌒∇⌒)そんなに驚く事はないよ。君たちは正しい事をしたんだ。その気持ちを大切にしたいと思ったんですよ。もっと胸を張って良い!」

本当に驚いた。てっきり叱られるものだとばかり思っていたのに警察から表彰だなんて、まったくの予想外だ。

“あなたは劣悪な犯罪に対し 怯むことなくそれに立ち向かい 犯人検挙に多大な貢献をしました よってここにその勇気と正義を讃え表彰するものとします”

「これからも市民のお手本として正しい大人になって下さい(⌒∇⌒)」
(人´∀`)(人´∀`)(人´∀`)ぱちぱちぱちぱちぱち..
「..あ..ありがとうございます..(; ̄ω ̄)ゞ(; ̄ω ̄)ゞ」
「ただしっ( ̄◇ ̄)bこれからはあんまり無茶な事はしないでくれよっ」
「まぁまぁ..赤居先生..ヾ(´▽`;)」
「あ〜..いゃ..太田..御転婆もほどほどにしてくれないと先生の心臓に悪いぞ...(→u←;)」
「まぁまぁ..坂上先生..ヾ(´▽`;)」
はっはっはっはっ(((o≧▽≦)ノ彡ヾ(≧∇≦)〃(≧∀≦。)ノ
大人達が笑っていた。表彰状と一緒に俺達は「参考書でも買って下さい」と言って図書券ももらった。

校長室を出ると俺達は部活に戻るためにグラウンドへ急いだ。
「どぉよヽ( ´ー`)ノ?」
「なにが(-""-;)?」
「結果的に私が行ったから表彰されたのよヽ( ´ー`)ノ」
「バカ言ってらぁ..(-""-;)なにもなかったから良かったものの、刺されてたりしたらこうはならなかったんだぞ..」
「ふふん..結果オーライよっヽ( ´ー`)ノ」

このお気楽さにこれからも振り回されそうだ...(-""-;)


《第六話へつづく》

・第四話はこちらから。
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posted by 黒木 幸作 at 06:20| Comment(0) | かっちゃん−其の一− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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