黒木の部屋へようこそいらっしゃいませ。
ここには、体験を元にしたフィクションの物語を書き綴ります。
登場する人物や場所などの固有名詞は全て架空のものであり、また、使われている画像も全てイメージで、実際のものとは何の関係もありません。
尚、書き進めるうちに過激な表現が含まれるかもしれませんので、予めご了承願います。


※『過去ログ』や『カテゴリー別』の表示にすると、書いた順番にソートされますので、本のページをめくる感覚で読めると思います。

では、お気に入りの物語をお選び下さい。
§1・『カヲリ−前編−』 §1・『カヲリ−後編−』 §2.『かっちゃん−其の一−』 §2.『かっちゃん−其の二−』 §2.『かっちゃん−其の三−』 淡い想いを思い出していただければ嬉しく思います。

2013年09月27日

かっちゃん−193−

一人で布団に潜り込んだ後も、いろんな事が頭を過ぎってなかなか寝付けない。
“もうちょっとだけかっちゃんと話していたかったな...”
階下では大人達がまだどんちゃん騒ぎをしている...
それでも小一時間は布団の中でゴロゴロしていただろうか。

“ダメだ...寝られない...”
それでも寝付けなかった俺は布団から抜け出すと窓を開けてベランダに出た。
その窓を開けるときにガラガラッと思っていたより大きな音がして自分でも驚いてしまった。

“ひょえっ!思ったより随分寒いや...”
春とはいえ、残雪の残る東北の夜は結構寒かった。
外を見ると階下の明かりが漏れていて別荘の近くではあるけれど、景色をぼやっと浮かび上がらせている。
このベランダは隣の部屋とも兼用で窓の外で繋がっていた。
“かっちゃん、もう寝ちゃったのかな?”
思えばかっちゃんの寝顔ってまだ見たことがない。どんなだろうって考えてしまう。
そんなことを考えると少しだけドキドキしてきた。

“隣の窓の中にはすやすやと眠るかっちゃんがいるんだ...”
そう思った瞬間!その窓がガラガラッと開いてかっちゃんが外に出てきた。

「ほえっ!」
「なによ(-""-;)!?変な声出して!?」
「い、いや、急に出てくるから...(-"-;A」
「だって窓の開く音がしたから...(〃¬o¬)」
かっちゃんはすぐに出てきた窓を閉めて俺の隣へ来た。
「寒っ(((( ゚▽゚))))!!」
「さすが東北!..だよね?」
「冬みたいだね?」
「だな...」
「...」
「.....」
「ちょっとo(`ω´*)o!」
そう言ってかっちゃんは俺の肩を叩いた。
「え(;・∀・)?なに??」
「女の子が寒いって言ってるんだから抱き寄せるとかしないわけo(`ω´*)o!?」
「え!?あ、ああ..ごめん(;・∀・)...」
慌てるように肩を引き寄せた。
「もぉっε=(。・`ω´・。)!」
ピタッとくっつくと、その部分は暖かかった。

「秀美ちゃんは?」
「寝た」
「もう?」
「うん。大人っぽいこと言っててもまだ子供なんだよ。疲れてたんでしょ..すぐ寝ちゃった」
「へ〜え( ̄~ ̄;)..ちょっと意外かな」
「お父さん達騒いでるね(´・ω・`)..」
「うん( ̄~ ̄;)..昔からの友達みたいだしね」
「うん..ねえ(〃¬_¬)?」
「なんだよ( ̄~ ̄;)?」
「うちのお父さん(〃¬_¬)..本気でけいくんのとこにお嫁に行かせたいみたいなんだけど...」
「かっちゃんだって昔からそう言ってるじゃん?」
「そうだけど(〃¬_¬)...時々不安..て言うか..ホントに良いのかなって思う時もあるのよね..」
「どぉして?」
「だって(。 -´ω`-)σ"..ちっちゃい頃から私はそう決めてたんだけど...けいくんは..なんて言うか..私がしつこく言ってたからそんな感じになっちゃったのかなって...」
「ん〜〜( ̄~ ̄;)...しつこく言ってくれてたから自分の気持ちに気が付いたって事もあるんじゃないかな?」
z2k033.jpg「え(//・´д`・//)!?ほんとぉ?」
「たぶん( ̄~ ̄;)...」
「た.ぶ.ん...(。-`ω´-)?」
「あヾ(;´▽`A``...いや、たぶんじゃなくて..ホントに..」
「ホント?」
「う..うん...」
「...(・ω・` )」
「......( ̄~ ̄;)」
「あのさ..」
「ん?」
「女の子ってわかっていてもハッキリ言ってほしい時があるんだよね(-""-;)!」
「え(;・∀・)!?なにを!?」
「もぉっε=(。・`ω´・。)!馬鹿っ!」
「え(;・∀・)?」
「女の子に言わせる気っ(#`ε´#)!?」
「え..あ..いやぁ(; ̄ω ̄)ゞ...」
「...(〃´・ω・`〃)」
「その...俺(; ̄ω ̄)ゞ..かっちゃんのこと..好きだよ」
「それよ!その一言が聞きたいのよ(〃´∀`)!」
かっちゃんが抱きついてきた。
俺の胸に当たるかっちゃんの胸が“ぽにょっ”としていて気持ちよかった。
背の低いかっちゃんが俺を少しだけ見上げてる笑顔が眩しくてそのままキスをした。
だけど唇を離すとほぼ同時に二人して“ヘックショッ!”ってくしゃみをしたのがおかしくてケラケラと笑ってしまった。色気なんてどこにもない。

「冷えたね?」
「うん..寒いねぇ」
「中に入ろっか?」
「うん..」
「一緒の布団に入る?」
「ばぁか(〃¬o¬)..お母さん達に見つかったら大騒ぎだよ」
「そっか( ̄~ ̄;)..それもそっか...」

ちょっと残念だったけどそれも仕方ない。一緒の布団はもう少しお預けだよな...


《第百九十四話へつづく》

・第百九十二話はこちらから。

※其の一を第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。
※其の二(第71話から)はこちらからどうぞ。
※其の三(第142話から)はこちらからどうぞ。
posted by 黒木 幸作 at 04:21| Comment(0) | かっちゃん−其の三− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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