黒木の部屋へようこそいらっしゃいませ。
ここには、体験を元にしたフィクションの物語を書き綴ります。
登場する人物や場所などの固有名詞は全て架空のものであり、また、使われている画像も全てイメージで、実際のものとは何の関係もありません。
尚、書き進めるうちに過激な表現が含まれるかもしれませんので、予めご了承願います。


※『過去ログ』や『カテゴリー別』の表示にすると、書いた順番にソートされますので、本のページをめくる感覚で読めると思います。

では、お気に入りの物語をお選び下さい。
§1・『カヲリ−前編−』 §1・『カヲリ−後編−』 §2.『かっちゃん−其の一−』 §2.『かっちゃん−其の二−』 §2.『かっちゃん−其の三−』 淡い想いを思い出していただければ嬉しく思います。

2013年05月02日

かっちゃん−156−

月曜日はなんとなくソワソワしていた。
明日起こるであろう出来事への期待と不安が入り乱れて、なんとなく楽しみでもあり、後ろめたくもあり...
一日中、人の話は上の空で、授業だって先生が何を言ってんのかまったく耳に入ってこなかった。
かっちゃんもその事を意識しているのか、いつもより友達とはしゃいでいるように見えた。

ところが、火曜日になると、朝から緊張がピークになっていて、ほとんど口を開けずにいた。
かっちゃんなんて朝、俺を起こしに来た時に「よろしくお願いします」なんて言うものだから一気に目が覚めた。
一緒に登校する時もどこを見ていいのかわからなくなっている有様で、かっちゃんを見れば胸や足に目が行ってしまうし、街の中に貼ってある映画のポスターやアイドルの立て看板にさえドキドキする。
かっちゃんも同じ気分だったのだろう。会話は極端に少なくて、しかも噛み合わない。

こんな感じだから午前中なんてあっという間に終わってしまった。
しかし、俺たちのこんな異変にやはりちゃこが気が付いた。

「あんたたち、昨日からずっと変だよね(〃¬_¬)?」
z2k034.jpg「なΣ(@◇@;)Σ(@◇@;)..そ..んなことないっ!」
「ほぉら変だ(〃¬o¬)..」
「べべヾ(´▽`;)ヾ(´▽`;)..べつに変なんかじゃないょ..」
「なんだかずっとゼンマイ仕掛けのおもちゃみたい(〃¬_¬)...」
「気のヾ(´▽`;)ヾ(´▽`;)..せいだって..」
「勝美ぃ(〃¬o¬)..今日の午後、暇?」
「あ〜〜ヾ(´▽`;)今日の午後はダメなのょ」
「なんで(〃¬o¬)?」
「えっとヾ(´▽`;)..ほら..でで..デートするの!けいくんとっ!」
「お..おぅヾ(´▽`;)..そうそう..ちょっと出かけるんだ..」
「どこに(〃¬o¬)?」
「えっとぉ( ̄~ ̄;)( ̄~ ̄;)..特に決めてないけど..」
「ふ〜〜ん(〃¬_¬)..やっぱりなんかあるでしょ?」
「ないないないないないヾ(;´▽`A``ヾ(;´▽`A``」
「べつにい〜〜んだけどさぁ(〃¬o¬)..」
「そっかそっかぁ〜ヾ(´▽`;)ヾ(´▽`;)」
「なんかあったらちゃんと教えてよね( VノェV)」
「な(〃∇〃)..なんにもないって!」
ちゃこはチラリと横目で俺たちを見るとふふふっと笑って教室を出て行った。

「俺たちも帰ろっか(^▽^;)?」
「ぁ..うん(〃ω〃)...」
この“帰ろっか”の一言が、いつもの“帰ろっか”とは違って聞こえた。

帰りの道中もなにを話しているのか話していなかったのか、頭の中はこれからの事で一杯になって並んで歩いているだけでも心臓の音が聞こえてしまいそうな気分だった。
あっという間にかっちゃんちに着いてしまった。

「ほ..本当に良いのか(〃¬_¬)?」
「ぅ..うん(///。//)..気持ちは決まってるから..」
「わかった(〃∇〃)..着替えたらまた来るょ..」
「1時くらいでいぃから(〃ω〃)..」
「わ..わかった(///。//)..じゃ1時に...」

心臓が破裂しそうだっ!!!


《第百五十七話へつづく》

・第百五十五話はこちらから。

※其の一を第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。
※其の二(第71話から)はこちらからどうぞ。
※其の三(第142話から)はこちらからどうぞ。
posted by 黒木 幸作 at 04:31| Comment(0) | かっちゃん−其の三− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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