黒木の部屋へようこそいらっしゃいませ。
ここには、体験を元にしたフィクションの物語を書き綴ります。
登場する人物や場所などの固有名詞は全て架空のものであり、また、使われている画像も全てイメージで、実際のものとは何の関係もありません。
尚、書き進めるうちに過激な表現が含まれるかもしれませんので、予めご了承願います。


※『過去ログ』や『カテゴリー別』の表示にすると、書いた順番にソートされますので、本のページをめくる感覚で読めると思います。

では、お気に入りの物語をお選び下さい。
§1・『カヲリ−前編−』 §1・『カヲリ−後編−』 §2.『かっちゃん−其の一−』 §2.『かっちゃん−其の二−』 §2.『かっちゃん−其の三−』 淡い想いを思い出していただければ嬉しく思います。

2013年04月13日

かっちゃん−136−

「けいくーーんヾ(。`Д´。)ノ!!ファイトォーーッ!!」
「章浩ぉーーーっo(`ω´*)o!」
「しゅぅーーーんっ(-`ω´-〆)!!」
「こ(;・∀・)..こりゃすげぇな..」
「なるほど(^▽^;)..あいつらが燃えるわけだ..」

−−−グラウンド・冨樫啓太−−−

三浜鉄工SCのキックオフで試合が始まった。

「けいくーーんヾ(。`Д´。)ノ!!ファイトォーーッ!!」
わかってますよっ...て(-""-;)!
「章浩ぉーーーっo(`ω´*)o!」
はぃはぃ..(-""-;)止めりゃい〜んでしょっ!
「しゅぅーーーんっ(-`ω´-〆)!!」
よしっ(-`ω´-〆)!生で触るぞぉーーっ!

ところがやはり社会人チームは強い。
体格差は勿論だが細かい駆け引きみたいな部分では真っ直ぐな中学生の比ではない。

「山田っ( ;-`д´-)!」
その山田もかわされて難無くシュートを打たれる。
それを加西がなんとかセーブする。
そんな展開が続く。
「おらぁーーっ!ヾ(。`Д´。)ノ社会人だろうとぜってぇ負けねぇぞぉーーーっ!」
山田が後から鼓舞する...すけべな事のためか..(-""-;)
「あ〜〜ヾ(´▽`;)恐いねぇ..よぉクライフくん..お手柔らかに頼むよ〜」
「いゃ..それはこっちの台詞ですよっ(-""-;)!」
加西からボールが出ると左サイドの黒沢に渡る。
ドリブルで仕掛けるもののあっさりと囲まれて最終ラインへ一旦戻す。
そして右サイドの俺へ...
「おい!クライフだ!」
2人..いや3人が迫ってくる。
中央の近藤へパスを出すと上手く通った!
一気に駆け上がる渡瀬と堀田。
相手は中央へ固まる。
もう一度左の黒沢へ!
しかしインターセプトされてしまう。
こうなると相手のカウンターだ。
一気に全員が下がる。
今度はこっちがインターセプトに成功してカウンターだ。
こんな行ったり来たりの攻防が続く。
しかし相手が10本シュートを打ってもこっちは1〜2本しか打てない。
これが力の差なのか...?
このまま前半は0対0のままで終わる。
それでも毎日の厳しい練習のお陰なのか俺たちは誰一人として息が上がっていなかった。
昭和学園と対戦した時はみんながゼェゼェ言っていたのに。
それに気が付くと急に青木たちが天使に見えてきた。

「はぃ(*^o^*)伝統のはちみつレモン!」
「あぅ〜〜( ̄~ ̄;)..くっそぉ〜〜こじ開けられないなぁっ!」
「やっぱ体格差っすか( ̄~ ̄;)?」
「んなこたぁないっ(-""-;)!」
「なんとかなんのかよっ(-""-;)!?」
「相手の方がボールの支持率高いんだぜっ(-""-;)!?」
「ほらっε=(。・`ω´・。)!気持ちで負けないっ!」
「そぅよっo(`ω´*)o!県代表の昭和学園だってきりきり舞いさせたんだからっ!」
「自信持ちなさいっ(#`ε´#)!(#`ε´#)!」
「そのとーりだ( ̄◇ ̄)b」
「先生っ(。-`ω´-)!?」

「よし( ̄◇ ̄)b..ひとつ奇襲をしてみようか...ちょっと集まれ...!」


《第百三十七話へつづく》

・第百三十五話はこちらから。

※前編を第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。
※後編(第71話から)はこちらからどうぞ。
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2013年04月14日

かっちゃん−137−

「まずキックオフは渡瀬じゃなくて近藤!お前がやれ( ̄◇ ̄)b」
「はぃっ(-""-;)!」
「それからな( ̄◇ ̄)b...」
ハーフタイムに先生から受けた指示は今までやった事のない、まさに“奇襲”作戦だった。
本当にそんな事で百戦錬磨の社会人チームの守備を崩せるのか半信半疑のまま後半戦が始まる。
センターサークルには近藤と永井。その後に渡瀬が配置された。
開始のホイッスルと同時に近藤から永井、そしてもう一度近藤へとパスが繋がる。
その間に渡瀬がゴール前へダッシュで駆け上がる。
当然相手はロングパスを警戒して二人で渡瀬を捕まえに来る。
すると先生が言ったとおりにペナルティエリアの角がポッカリと穴が開いたように誰もいなくなった。

“ここのことかっ( ;-`д´-)!”
俺は右側、黒沢が左側のスペースに走り込むと相手のハーフがつられて追いかけてきた。
その瞬間に近藤がミドルシュートを打つ!
キーパーが弾き返したところへ永井!

ピピィーーーッ!
ホイッスルが鳴った。

あれ(;・∀・)...ファールなんてあったのか!?
...いゃ違う(;・∀・)..得点じゃん...!
「ぉおおーーーーっ!ヾ(。`Д´。)ノ」
攻撃の選手が駆け寄って抱き合った。先制点だ!
後半開始わずか3分。俺たちは社会人チームから先制した!

「おらぁっ!ヾ(。`Д´。)ノ気ぃ抜くんじゃねぇぞぉーーっ!」
すかさず山田が引き締める。

−−−即席応援席・太田勝美−−−

「後半戦が始まるよっ(。-`ω´-)!」
「大丈夫かなぁ(。・´д`・。)..だいぶ攻められてるみたいだったけど..?」
「俺たちが一昨年やって負けたチームだよな( ̄~ ̄;)?」
「あ〜〜..そーだったわね(^▽^;)..」
「狭間たちはあのチームとやってんのか?」
「でっ!?どうだった!?」
「負けたさ..完敗だった(^▽^;)..」
「だよな(-""-;)..相手は社会人だ..無理ねぇさ..」
「でもその時に一矢報いたのがあの8番と11番の二人だ( ・`ω´・)!」
「へっ( ;-`д´-)!?得点したのか!?」
「見てな( ̄~ ̄;)..たぶん今年もなにかやるぜ..」
「まぁ(^▽^;)..指示してるのは先生なんだけどね..」
「でも無茶な指示をこなしてるのも事実だ( ̄~ ̄;)」
「そんなに凄そうには見えないけどな(-""-;)..」
「ほらっ!キックオフしたよっ( ;-`д´-)!」
「なんだありゃ(;・∀・)..11番が真っ直ぐ突っ込んでったぜ!?」
「打った(。-`ω´-)!」
「え...(。-`ω´-)!!!」
「なに..(;・∀・)..入っちゃったの?」
「みたいだな...( ̄~ ̄;)...」

z2k100.jpg「やぁん(´∀`*)!あれって5組の永井じゃん!」
「また玲実の惚れ癖が出た(〃¬_¬)..」
「だってかっこいいのはかっこい〜もん(´∀`*)♪」
「なんかε=(。・`ω´・。)けいくんがなんにも出番がなかったなっ!」
「はははヾ(´▽`;)それは違うぜ!」
「え(〃´・ω・`〃)..違うんですか?..ボール触ってもいないのに..??」
「まず..キックオフと同時に近藤と永井がボールをワンツーで回しただろ?」
「ワンツー(-""-;)..?」
「あぁヾ(´▽`;)..ほら、パス交換してただろ?」
「あ..はい(^▽^;)」
「その隙に渡瀬と白木がゴールに向かって走り出したら当然、相手が止めに向かってって( ・`ω´・) ..そのぽっかり空いたところへ右は冨樫、左に黒沢が走ってったよな?」
「はい(^▽^;)」
「特にキックオフ直後って事もあったんだろ〜けど(-""-;)こ〜なると相手は誰を止めればいいかパニックになっちまうんだ..だから近藤が遠くからシュートを打てたんだよ..まぁ永井の得点はそのおまけみたいなものだな..」
「へぇ(;・∀・)..よくわかんないけど..けいくんが得点したようなものって事ですか?」
「う..( ̄~ ̄;)ちょっと違う気もするけど...」
「ま..まぁ..ヾ(;´▽`A``そんなものょ..」
「へへっ(*´σー`)..ちゃんと活躍してんじゃん..」
「えっと..だな( ̄~ ̄;)...」

「ま..まぁ(^▽^;)..それでい〜んじゃない?」


《第百三十八話へつづく》

・第百三十六話はこちらから。

※前編を第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。
※後編(第71話から)はこちらからどうぞ。
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かっちゃん−138−

「このまま勝っちゃうのかな(^▽^;)...?」
「ど〜かな〜( ̄ω ̄;)..試合の流れの中で獲ったってより奇襲攻撃みたいな得点だからねぇ...」
「終わるまでわかんねぇさ( ̄~ ̄;)...」
「なにか勝つと拙い事でもあるま(〃¬_¬)?」
「い..いいえ..べつに(^▽^;)..そんな事はないです..」
「美佳ぁ(^▽^;)..はは..」

−−−グラウンド・冨樫啓太−−−

当然、先制された三浜鉄工SCは社会人のプライドを懸けて責め立ててくる。
「ちぇっ(-""-;)!大人げないなっ!」
「君らだって子供っぽくないぞっ(-""-;)!」
「上げられたっΣ( ̄◇ ̄;)!山田っ!」
センタリングはなんとか山田がヘディングでクリアする。
「まだまだっ!ヾ(。`Д´。)ノ真ん中もうちょっと上がってていいぞっ!」
後からバシバシ指示を出す。
なんとしても勝ちたいんだよなぁ(^▽^;)...まぁ、それは俺たちだって同じ思いだ。
相手のスローインから試合は再開する。
それが思いの外のロングスローで真っ直ぐにゴール前まで飛んできた。
相手は5人が一斉に動き出す。
「ヤバいっΣ( ̄◇ ̄;)!マンマーク外すなっ!」
ドンピシャッ!頭ひとつ高い位置でセンターフォワードがヘディングを叩きつけた。
その軌道は味方の選手の死角となってしまい加西は一歩も動けず...ホイッスル。得点された...
「大丈夫っ!ヾ(。`Д´。)ノ追い付かれただけだっ!まだ20分あるぞっ!」
小学校のグラウンドに面した壁には時計が付いている。
見ると残り20分。なんとか逆転は避けたい。

−−−即席応援席・太田勝美−−−

「あ〜〜( ;-`д´-)入れられちゃった!」
「やっぱり社会人相手だと厳しいわよね(^▽^;)..?」
「まだここからさ(-""-;)!最後までわかんねぇよっ!」
「勝つ..かなぁ(^▽^;)..」
「おぃおぃ(-""-;)..応援団がそんな心配するなょ」
「勝つって信じなくちゃねぇヾ(´▽`;)」
「はは(^▽^;)..そぉですねっ!..勝つっ!..かぁ...」
「私は勝ってもらった方が嬉しいけどね( VノェV)..」
「勝美ぃ..(〃ω〃)」
「へへへっ(*^ー^*)」

−−−グラウンド・冨樫啓太−−−

「上がれ上がれっ( ;-`д´-)!」
一旦、中央の近藤へパスを渡してワンツーのリターンをもらうと右側から中へ切り込む。
「気をつけろっ!その8番ドリブルで入ってくるぞっ!(。`Д´。)ノ」
二人に挟まれたので近くにいた永井にパスを出す。
しかし永井もボールの出し場所に困って更に後へバックパスをしてしまう。
こうなるとサイドも下がらないと行けない。
近藤は左の黒沢へ。黒沢もドリブルで駆け上がるがそこから先へなかなかパスが出せないでいた。
すると白木が一旦左のラインギリギリまで開いてボールを受けた。
それを見た渡瀬が少し左寄りにポジションを移すと相手のディフェンスラインも一緒に左寄りになる。
「近藤!突っ込め!」
真ん中を一直線に近藤が飛び込むと白木がそのままセンタリングを上げる。
誰も近藤に付いていない!綺麗にトラップしてから落ち着いたシュート!
キーパーは正面で受け止め.....たのにハンブルだΣ(@◇@;)!落としたっ!
それを見逃さないのが渡瀬だ。
思い切り右足を振り抜くとキーパーの頭の上を越えてゴールネットに突き刺さった!
「おぉぉおおおーーーーっ!!ヾ(。`Д´。)ノ」
再度突き放す事に成功した!
今年の俺たちってなんか違うぞ!

−−−即席応援席・太田勝美−−−

「きゃあきゃあヾ(*≧∀≦*)ノヾ(≧∇≦)〃ヾ(≧∇≦)〃」
「やったっ( ;-`д´-)!」
「はは..やったね(^▽^;)..」
「美佳..(〃¬o¬)覚悟決めた方がい〜んじゃない?」


《第百三十九話へつづく》

・第百三十七話はこちらから。

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posted by 黒木 幸作 at 18:57| Comment(0) | かっちゃん−其の二− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

かっちゃん−139−

「か..勝美(-""-;)..ち.ちょっと..」
「ん(〃¬_¬)?」
「いぃから(-""-;)..ちょっと..!」
「あ(^▽^;)..ちょっと..トイレ..あは..」


「なに(〃¬o¬)?」
「ん(〃¬_¬)...あのさ..勝つのかな?」
「ははぁん(〃¬o¬)..また恐くなってきたんでしょ?」
「ぇ..(^▽^;)..べつに恐くなんかなぃ..けど..さ..」
「なんでまた“直接”なんて言っちゃったのょ(〃¬o¬)?」
「ん..それは..話の流れで(-""-;)...」
「触らせてあげればぁ(〃¬o¬)?」
「それはべつに..構わないんだけどね(-"-;A...しゅんならさ..」
「じゃぁなに(〃¬_¬)?」
「その..いきなり服を脱いで“さあどうぞ”って変でしょ(-"-;?..それでどうしたらいいのかなって思って..」
「え( ;-`д´-)!?ど〜して私に聞くのょ?」
「いゃ..勝美なら経験あるのかなって..ヾ(´▽`;)?」
「ざ〜んねんでした( ̄~ ̄;)..私も直接はありましぇ〜ん..」
「うぅ〜〜(-""-;)そっかぁ〜〜〜!」
「でもそ〜ゆ〜のっていきなりじゃなくてその前の雰囲気が大切なんだと思うよっ( ;-`д´-)!」
「そぉだよねぇ( ̄~ ̄;)..」
「だから私たちは“二人とも同じ気持ちにならなきゃダメっ!”って事にしてあるんだ(@⌒ο⌒@)b」
「同じ気持ち( ̄~ ̄;)..勝美も冨樫を触りたいの?」
「ひょえっ(*゚∀゚)!..い..いゃそぉじゃなくてヾ(´▽`;)!」
「だってお互いに触りたいって事じゃないの(〃¬_¬)?」
「違うってヾ(´▽`;)!つまり..私もけいくんにギュッてしてほしい時があるし..その時にけいくんも私をギュッとしたいって思ったらギュッてするの..その後はその時によるけどキスしたり..さ..私ももっとギュッてしていてほしいって思ったらもうちょっとは良いかなって..思っちゃったりするわけょ..」
「思っちゃったりするけど(〃¬_¬)..まだ直接触らせてはいないんだ..?」
「ん..ま(〃ω〃)..まぁ..」
「ホントに胸だけで止まってくれるかな(-ω-` )?」
「たぶん(-""-;)..けいくんは止めてくれたょ..」
「そっかぁ〜( ̄~ ̄;)..う〜〜〜..緊張するぅ〜〜〜...」
「そんなに構えなくてもい〜んじゃない(〃¬o¬)?」
「だぁってぇ〜〜〜(。・´д`・。)〜〜〜!」

−−−グラウンド・冨樫啓太−−−

「近藤っ!戻れっ( ;-`д´-)!」
あ〜〜っ!くそっ( ;-`д´-)!追いつけねぇっ!

相手が中央から戦車のようにドリブルで強引に突破してきた!
まるで一昨年の再現だ。
「打つぞっ!加西っ(。-`ω´-)!」
ペナルティエリアの外からドカン!と打ったシュートは加西の正面だった。
バスッ!っといった鈍い音と共にしっかりとキャッチしてくれたように見えた次の瞬間、信じられない事が起きた。
ボールを掴んだ加西の体がそのまま後に押し倒されるようにゴールの中へひっくり返ってしまった。

...Σ(@◇@;)!Σ(@◇@;)!Σ(@◇@;)!
「なんだこりゃぁ( ;-`д´-)!?」
「こんなのありかょ(;・∀・)..!?」
加西は地面を叩いて悔しがっていた。
「しゅーーーーんっ!」
あんこちゃんの声だ(;・∀・)!
「まだ時間あるんだからねぇっ!ヾ(。`Д´。)ノ追い付かれただけだからねぇっ!」
「おぉおーーーっ!ヾ(。`Д´。)ノもう1点獲るぞぉーーっ!!」

残り5分(-""-;)...もう1点...!


《第百四十話へつづく》

・第百三十八話はこちらから。

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posted by 黒木 幸作 at 23:13| Comment(0) | かっちゃん−其の二− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月15日

かっちゃん−140−

「もう1点だっ( ;-`д´-)!」
「おぅっ!もう1点だっ( ;-`д´-)!」
センターサークルから渡瀬が外れて近藤が入った。
これはもう一度奇襲をかけるって意味だと全員が理解した。
しかし、今思うとこのポジションチェンジは相手にもわかりやすいものだったに違いない。
ワンツーで近藤と永井がパスを回す。
渡瀬と白木が真っ直ぐ相手のゴール前に走り込んでそのまま左へ流れる。
相手もそれにつられて左へ寄って行く。
ここまではさっきと同じだ。しかしサイドにスペースが空かない( ;-`д´-)!
俺も黒沢も走り込むタイミングを無くしてしまった。
真ん中でボールを持っている近藤もシュートを打てずにウロウロするばかりだ。
仕方なく戻った黒沢にパスを出すとここから攻め手が無くなってしまった。
こうなると渡瀬も一旦戻るしかない。
相手のペナルティエリアの外側でくるくるとパス交換をするだけじゃ時間が過ぎていくだけ。
このままじゃ引き分けでPK戦だ。たぶん相手はそれを狙っているのだと思う。

「見えたら打てぇっ!」
ベンチから先生の声が聞こえた。
そんな事言ったってゴール前に何人もいたんじゃ見えませんって(-""-;)!
中央付近で白木と渡瀬と永井の3人がパスを回していたと思ったらいきなり白木が相手の裏を取るように走り出した。
中央に穴が開いた!
すると右サイドの俺にパスが来て、前を見ると渡瀬が走り始めているのが見えた。
渡瀬へラストパス。通れっ!
またあの時みたいに渡瀬がグンッと加速した。
相手の選手が阻止しようと前に出ても渡瀬は怯まずに頭から飛び込んでいった。
「行けっ(。-`ω´-)!」
ヘディングシュートが相手のゴールキーパーに弾かれると詰めていた白木がボレーシュートを打った!
「入れっ(。-`ω´-)!」
今度はキーパーが足1本でクリアした。
すると相手の速攻が始まる。

−−−即席応援席・太田勝美−−−

「あれっ( ;-`д´-)!同点になってるじゃんっ!?」
「もぉっ!o(`ω´*)o二人ともトイレ長いっ!応援しなかったからですよっ!」
「あ..ごめ〜ん(; ̄ω ̄)ゞ」
「なんだか攻め込めなくなっちゃってるみたいね( ̄ω ̄;)...?」
「まぁ(´Д`|||)..あれだけゴール前に固まっちゃってるとな...」
「あ!渡瀬が走った(。-`ω´-)!」
「きゃあっ!けいくんっ(〃∇〃)!」
「きゃぁあーーっ!ヾ(*≧∀≦*)ノヾ(*≧∀≦*)ノ」
「あ(;・∀・)...残念っ!」
「う〜ん( ̄~ ̄;)..悔しいなっ!」
「速攻来るぞっ( ;-`д´-)!」

−−−グラウンド・冨樫啓太−−−

「戻れぇっ( ;-`д´-)!」
一斉に戻るが真ん中を駆け上がる相手の選手を誰も止められない。
なんとか近藤と山田が挟み込んで動きを止めたが、ゴール前は混戦状態だ。
後から俺と黒沢も追い付く。ゴール前には加西とバックの選手が二人付いている。
なんとかなりそうだ。
そう思った時、4人も付いているのに相手の選手がボールを持ったままゴールに背を向けた。
誰か走り込んでくるのか!たぶん全員がそう思った。
するとポンッと軽くボールを蹴り上げてそのまま豪快に蹴り込んだ。
..オーバーヘッド( ;-`д´-)!!
誰も動けなかった。
ボールはそのままゴールへ飛び込み逆転を許してしまう。

中学生相手にオーバーヘッドかょ( ;-`д´-)...!?

「まだ時間はあるぞっ!ヾ(。`Д´。)ノ」
しかし無情にも試合終了のホイッスルが鳴る。
全員がその場にへたり込んだ。

「全員整列!」
主審から促されてやっと立ち上がり整列する。
「3対2で三浜鉄工SCの勝利!」


《第百四十一話へつづく》

・第百三十九話はこちらから。

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