黒木の部屋へようこそいらっしゃいませ。
ここには、体験を元にしたフィクションの物語を書き綴ります。
登場する人物や場所などの固有名詞は全て架空のものであり、また、使われている画像も全てイメージで、実際のものとは何の関係もありません。
尚、書き進めるうちに過激な表現が含まれるかもしれませんので、予めご了承願います。


※『過去ログ』や『カテゴリー別』の表示にすると、書いた順番にソートされますので、本のページをめくる感覚で読めると思います。

では、お気に入りの物語をお選び下さい。
§1・『カヲリ−前編−』 §1・『カヲリ−後編−』 §2.『かっちゃん−其の一−』 §2.『かっちゃん−其の二−』 §2.『かっちゃん−其の三−』 淡い想いを思い出していただければ嬉しく思います。

2013年02月01日

カヲリ〜95〜

月曜日の放課後、俺は担任に呼ばれた。
校内暴力なんて言葉は最近聞かなくなったが、要は生徒から教師への暴力、生徒間の暴力沙汰、それから意味もなく学校の窓ガラスを割りまくったりすること等、学校の中で起きる暴力沙汰を指した言葉である。
この頃は所謂学校崩壊の始まりの時代で、某新聞社が年末にまとめた「校内暴力白書」の中学の欄では全国で唯一校名が晒されたりもした。まさにそんな時代。
それ故、些細なことでも担任は神経を尖らせていたのだろう。

「まぁ..お前は成績も落ちていないし、この分なら受験だって大丈夫だろう( ̄~ ̄;)..と、俺は思っている」
「はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「でも..なんだ..( ̄~ ̄;)..噂を聞いたんだが...」
「はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「お前、高校生の彼女がいるそうじゃないか( ̄~ ̄;)...?」
「ぁ..はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「別に心配しているわけじゃないが( ̄~ ̄;)..そのぉ..あまり夢中になりすぎて勉強が疎かになるようなことがあると..困るわけだ..」
「はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「ん〜〜( ̄~ ̄;)..べつに人を好きになるなと言うわけじゃないし、人を好きになるってのは良いことだ...俺にだって覚えはある」
「はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「特にお前達くらいの年齢じゃ相手のことしか頭にないもんなんだ( ̄~ ̄;)..」
「はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「それで( ̄~ ̄;)..お前達はどんな付き合い方をしてるのか、ちょっと聞かせてくれないかなぁ」
大きなお世話だと思ったが、毎週末には必ずと言って良いほどセックスをしています..とはさすがに言えない。
「まぁ..映画を見に行ったり..勉強を見てもらったり(; ̄ω ̄)ゞ..ですかねぇ..」
「ん〜〜( ̄~ ̄;)..勉強を見てもらうってのは良いことだな..誰だとは聞かないが、その相手はどんな人だ?」
「ぇ..まぁ(; ̄ω ̄)ゞ..部の先輩っすけど..」
「そぉかぁ( ̄~ ̄;)..この学校の卒業生かぁ..俺の知ってる生徒かぁ?」
「はぁ..去年、数学を習ったって言ってました..(; ̄ω ̄)ゞ」
「去年( ̄~ ̄;)..美術部の生徒なんていたっけなぁ..」
遠回りに探っているのが丸分かりでまどろっこしい。
「あの..アイザワカヲリ..ですけど..(; ̄ω ̄)ゞ」
「ん?..あ..あぁ..そぉか、相沢と交際してたのか..(-"-;A..ぅん..あの子はよく覚えてる」
「覚えてるんですか?(; ̄ω ̄)ゞ」
「ん〜( ̄~ ̄;)..授業中によく窓の外を眺めてた。お前と同じだったな...でもたまに淋しそ〜〜な顔をしてたから気にしてはいたんだよなぁ..」
「はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「成績もそれ程悪くはなかったなぁ( ̄~ ̄;)...」
「はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「どぉだ( ̄~ ̄;)?..奴は元気にしてるのか?」
「えぇ..元気ですよ..(; ̄ω ̄)ゞたまに部にも顔を出してますし..」
「おぉ..そぉか( ̄~ ̄;)..顔出してたのか..」
「はぁ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「でも( ̄~ ̄;)..お前も知ってると思うけど、大学生だかの彼氏が車で迎えに来たりしててちょっと問題になったことがあるんだぁ..」
「あ..あぁ..(-""-;)..あれ、従兄弟の兄ちゃんですよ..」

本当のことは絶体に言えない。

「へ..(;・∀・)..そぉだったんかぁ..う〜ん..そおかぁ( ̄~ ̄;)..」
「そぉっす..(; ̄ω ̄)ゞ」
「まぁ、会うななんて野暮なことは言わないが、そのぉ(-"-;A..健全な学生らしい付き合いを心がけてくれればそれで良い。話は以上だ」

健全な学生らしい付き合いってなんだよ...(-""-;)??

なんだかはっきりしない気分のまま部室へ行くと、かしまし娘を筆頭に後輩達は新入生歓迎用の絵のラフを仕上げていた。いきなり大きな板に描くのはリスクがあるため、まずは画用紙だ。

そぉ言えば去年は下の廊下に飾ってある絵にみんなでイタズラをしたんだっけな( ^∀^)

この学校にはいくつか怪談があって、廊下に飾ってある絵もその一つだった。
その絵は草原に女の人が手かごを持って苺詰みをしている絵だった。
俺たちのずっと先輩が卒業制作で描いたものらしいが、篭から苺が舞っているような絵は綺麗でもあり、妖しくもある。その苺の数が数える度に違うのだと言うお話。
当時の部長が発案して俺達は入学式の放課後にこっそりと色を合わせて苺を消したり新たに描き足したりした。
当然小学校でも耳にする話だから新入生達は入学式の日には苺の数を数えている。
それが次の日に変わっているのだから大騒ぎとなる。
つい先日まで小学生だった新入生達は始業のチャイムが鳴っても絵の前から動こうとせずに真剣に数を数えている。
これが大問題になってしまったのだが、発案した前部長は卒業していない。更に現部長も言われたまま描いただけ...結局顧問の坂上先生がその日の放課後に淋しそうに一人で塗りつぶしているのを見た覚えがある。

その話をしたら1年の秀雄が本気で驚いたと言った。

実はこの他にも美術部はかなりのイタズラ好きが集まっていて、問題になったのはこれだけじゃない。
チョーク事件、フルーツ牛乳事件、レリーフ事件...伝説と言っても良いような事件を度々起こしていた。
その中でもこの苺の絵事件は特別である。
まぁ、これらの話はまた機会があればすることにしよう。


《第九十六話へつづく》

・第九十四話はこちらから。

※前編を第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。

※後編(第60話から)はこちらからどうぞ。
posted by 黒木 幸作 at 00:51| Comment(0) | カヲリ−後編− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カヲリ〜96〜

週の中頃..水曜日だったか木曜日だったか...
夕方駅までカヲリちゃんを迎えに行くとジャージ姿で降りてきたことがあった。
声をかけると「ぁ..ちょっとだけ待ってて..(〃´・ω・`〃)」と言いながら駅のトイレへ直行した。
トイレから出て来ると笑いながら「寒くってさぁ..ヾ(;´▽`A``近くなっちゃうよぉw」と。

「どしたの?その格好(。 -´ω`-)σ"?」
「あはは( ^∀^)..ちょ、ちょっとね..」
「なに?なんかあったの(。 -´ω`-)σ"?」
「べつに..(^▽^;)たいしたことじゃないょ..」
たいしたことじゃなくても気になってしまう。
上下ジャージにコート。変だろう?
「..掃除の時にねぇ..(〃´・ω・`〃)」
「バケツでも引っ繰り返したんか(。 -´ω`-)σ"?」
「だったらこんなんならないよぉ..(´-ω-`)」
「頭から水でも被ったのかぁ(。 -´ω`-)σ"?」
「..ぅ..ん..(´-ω-`)」
「へっ(・∀・;ノ)ノ..な、なんでまた..!?」
「水道がさぁ..(-"-;A..いきなりぶわぁっ!ってなってさぁ...」
「水道(^-^ა)?ひねり過ぎた?」
「違うよぉ..(-""-;)取れちゃったんだよぉ..」
「取れた(*゚∀゚)..?蛇口が?」
「う.ん..(-""-;)」
「え...(*゚∀゚)!」
「すんごい勢いでさぁ..止まんなくてさぁ..もう最悪ぅ〜(´Д`|||)」
「それで制服がビッチョビチョになってジャージで帰ってきたわけかぁ(^-^ა)」
「そぉゆ〜こと(〃´・ω・`〃)もぉ制服だけじゃないんだよぉ..」
「え(^-^ა)?」
「だから今ノーパンなんだよ..(〃´-ω-`〃)スースーするから冷えちゃってさぁ..」
「ノ、ノーパン..(*゚∀゚)!」
一歩下がって後から見てみた。
「やぁだ!(〃∇〃)見ないでよっ!すけべ!」
コートが邪魔で全然わからない...
「ブ..ブラは(〃¬o¬)..?」
「ん..なんとか無事だった..(〃´・ω・`〃)でも制服とかシャツとかはアウト..」
「風邪ひくなよ..( ̄~ ̄;)」
「うん..ずぅっと寒かったぁ(-ω-` )..厄日だょ..」
「早く帰ってパンツ履かなくっちゃ(〃´∀`)」
「うん..(´-ω-`)..すっごく寒い..」
「痴漢とかあわなかった(〃¬o¬)?」
「だいじょぶ..(〃´・ω・`〃)」
「こんな日に痴漢にあったらやばいよね(〃¬o¬)?」
「うん..( ̄~ ̄;)モロだもんね..」
「ノーパンてことは..さ..(〃¬o¬)..ジャージ直接履いてるってことだよね..?」
「ん〜〜..購買でタイツは買ったんだけど..(〃´・ω・`〃)あんまり役に立ってないかも..」
「あ..(^▽^;)そっか..モロにジャージのわけないよな..」
「あ〜〜(〃¬o¬)..また変なこと考えてたなっ!?」
「いや..べつにぃ..(^-^ა)」
「でもさぁ..(-ω-` )..履かないよりはマシかもしれないけど..落ち着かないんだよね..」
「スースーするから(〃¬o¬)?」
「それもあるんだけど..(-ω-` )..なんかマ★コに直接..(*゚∀゚)!!!」
「..(*゚∀゚)!」
「ぁはっ(///▽//)...き..聞かなかったことにしてっ!」
「..そ..そぉ言われても..もう聞いちゃったし..(-"-;A」
「あはははは(///▽//)..はは..やだっ..ばか..」
「ばかって言われても..(-"-;A」
「はは..(///▽//)..忘れてょ..」
「んなこと言ったって..(-"-;A」
「やぁだっ!(///▽//)..すけべ!」
「すけべなこと言ったのはカヲリちゃんだろ..(-"-;A?」
「言ってないよ..(///ω//)..なんかの間違い!」
「わかった..じゃあ間違い..(-""-;)」
「そぉだょ..(///▽//)間違いだって..」
「女の子同士だと平気なんだ(〃¬o¬)?」
「そりゃそぉだけど..(///▽//)..浩助くんは聞いちゃダメ..」
「なんでだょ(〃¬o¬)?」
「ダメだょ(///▽//)..言いたくないから..」

へくしっ(*o≧艸≦)=☆

カヲリちゃんがかわいいくしゃみをしてしゃがみ込んだ。

「み、見らいれ〜(´-艸-`)..」
口元と鼻を左手で隠して右手で鞄をゴソゴソしたと思ったらティッシュを取りだし鼻をかんだ。

「風邪ひくなょ..(; ̄ω ̄)ゞ」
本気で心配した。
「早く帰ろっ(; ̄ω ̄)ゞ」
「ぅん(-ω-` )..ごめん..」

最初で最後のノーパンデート(?)はあまり色っぽくなかったw


《第九十七話へつづく》

・第九十五話はこちらから。

※前編を第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。

※後編(第60話から)はこちらからどうぞ。
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カヲリ〜97〜

それからも時間を作っては夕方カヲリちゃんを駅まで迎えに行った。

ある日、いつもどおりに送って行って、玄関先でバイバイした。
その日によってお母さんの方が早く帰っていたり、カヲリちゃんが早かったりするから鍵を開けて中に入るのを見ても違和感はなかった。
カヲリちゃんが玄関に入るのを見て俺も来た道を引き返そうと歩き出したら、部屋の窓を開けてカヲリちゃんが俺を呼び止めた。

「どした?」
「へへっ(*^o^*)ちよっと入ってきてっ♪」

なんだろうと思って玄関を開けて中に入るとカヲリちゃんが階段を下りてきた。

「ごはん食べてかない(*^o^*)?」
「え(;・∀・)?どしたの?」
「ほらっ(*^o^*)」

カヲリちゃんは部屋にあったお母さんの置き手紙を見せてくれた。

“伯父さんのところへ行くから遅くなります。夕飯は適当に食べること。”

「あれま(;・∀・)なんかあったの?」
「伯父さん病気みたいでさ(-ω-` )たまに今日みたいに行っちゃうの」
「それってやばくないの(;・∀・)?」
「ん〜..この前も大丈夫だったから(*´ω`*)..たぶんだいじょぶだょ..」
話を聞くと伯父さんは一月くらい前に会社で倒れてそのまま入院したのだと言う。
日曜日に鍵を開けたまま出かけていたのも伯父さんの容体が悪化して駆け付けたからだそうだ。
「心配だね..(´-ω-`)?」
「うん..でもあんまり会ったことないんだよね..(-ω-` )よくわかんない..」

一人にしちゃうのも気が引けて俺は家に夕飯をご馳走になってから帰ると電話をした。

「有り物で作っただけだけど...(・ω・` )」
そう言って作ってくれたのはショウガ焼きとサラダとみそ汁。
もうカヲリちゃんが作ったってだけで充分だ。
二人でテレビを見ながら食べた。もちろんお代わりをした。

「新婚さんてこんな感じなのかなぁ..(〃´∀`)?」
カヲリちゃんが独り言のように言った。
「ぇ...(〃ω〃)..どぅなんだろぉね...」
「ぁ...(〃∇〃)..べつに独り言だから..気にしないで..」
また頭の中にいつかみたいに“結婚”て文字が浮かんでは消えた。
未熟な頭は短絡的だ。

食べ終わるといつものようにカヲリちゃんが後片付けをしてる間、テレビを見て時間を潰した。

xk068.jpg「へへっ(*^o^*)終わったよん♪」
並んでコーヒーを飲みながらテレビを見た。
「今日はちょっと寒いね..(〃´∀`)」
そう言ってカヲリちゃんがぴたっと寄り添ってきた。
部屋の中はストーブがついているからそんなに寒くない...
何度もぴったりとくっついたことはあるし、それ以上のことだってしているのにドキッとした。
急に無口になる。
カヲリちゃんを見ると俺の右肩に頭を乗っけてテレビを見ている。
この角度から見るカヲリちゃんも綺麗だ。

「カヲリちゃん...」
「ん(^-^ )?」見上げるように俺を見る顔はたまらなく綺麗で愛おしい。
躊躇いもなく唇を重ねて左手を胸に置いた。
ところがカヲリちゃんは俺の左手を止めてしまった。
俺としては意外な反応に戸惑うしかない。

「もぉっε=(。・`ω´・。)..すぐこんなことしたがるっ!」
「ぇ..(;・∀・)..だって当たり前の反応じゃね?」
「ん〜〜..(-ω-` )..私はべつにそんなことしなくたってくっついていたいだけだけどな..」
「そぉなの(;・∀・)?」
「ぅん..(-ω-` )..」
「女の子って自分から..さぁ..(^-^ა)その..したいとかってないの?」
「ん〜〜..(-ω-` )...なぃなぁ..」
「性欲みたいなのってないの(;・∀・)?」
「あるって言えばあるんだろうけど..(´-ω-`)..ぴったりくっついていたいとか..抱きしめてほしいとか..そのくらいだょ..」
「してる時って気持ちよくない...(^-^ა)?」
「..そ(///▽//)..そりゃそぉだけど..自分からしたいとかって思わないのっ!」
「へぇ..(;・∀・)..男と違うんだぁ...」
「女の子は難しいんだょ..(´-ω-`)b」
「男はダメだな...(-""-;)..」
「どして(〃´・ω・`〃)?」
「出さないと溢れちゃうんだってよ..(。 -´ω`-)σ"」
「溢れちゃうって..なに(〃´・ω・`〃)?」
「...精子..(。 -´ω`-)σ"..」
「あはっ(〃∇〃)..そぉなんだぁ..溢れたことある(〃¬o¬)?」
「いゃ..まだないけど..(〃ω〃)」
「ふぅ〜ん..(〃¬o¬)」
「なんだょ..(〃ω〃)」
「溢れそうになるとわかるの(〃¬o¬)?」
「なんとなくムズムズするって言うか..(〃ω〃)したくなるって言うか...」
「...もぉっ!..しょ〜がないなぁ...(〃∇〃)」
「あ...い..いぃの(^▽^;)?」
「ばぁか..(〃¬o¬)..一回、溢れちゃえっw」
「そんなこと言うと他の子としちゃうぞっ(-""-;)」
「ダメッ!o(`ω´*)oそんなことしたらダメだからねっ!」
「しねぇよ...(-""-;)」
「ホントだぞっε=(。・`ω´・。)絶体ダメだからねっ!」
「しねぇしねぇ..(^▽^;)絶体しねぇって..」
「むぅ〜〜..(-ω-`;)..すけべだから心配だぁ..」
「ばぁか...カヲリちゃん以外にそんなことするわけねぇだろ(^▽^;)..安心しろって」
「ぅん..じゃ信じる..(〃ω〃)..」
また俺にぴったりとくっついてきた。
「あんまりいじわるなこと言わないでょ...」
そのまましがみついてきた。
「離さないからね..ばか..(〃¬o¬)」
「カヲリちゃんしかいないんだってば..(〃ω〃)」
「私も浩助くんしかいないんだからね..(〃´∀`)」


《第九十八話へつづく》

・第九十六話はこちらから。

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カヲリ〜98〜

このまま二人はしばらく軽く抱き合ったままじっとしていた。
本当は肌の温もりを直に感じたかったけど、なによりもカヲリちゃんの望まないことだけはしたくなかったし、いつかみたいに両親がいつ帰ってくるのかわからずに大急ぎで事を済ましてしまうのもカヲリちゃんを粗末に扱うようで嫌だった。

テレビの音声が無機質に聞こえてくる他はとても静かな時間が過ぎていった。

「浩助くん..へへっ..(〃´∀`)」
「な、なんだょ..(〃¬o¬)」
「へへぇっ..(〃´∀`)なんでもなぃ..」
「ふっ( ´ー`)..へんなの..」
「やっぱりしたぃ(〃∇〃)?」
「ぅ..ん..(〃ω〃)..でもカヲリちゃんがしたくないなら我慢できるから..」
「そぉなの?(〃∇〃)..ありがと..今日はね..ただくっついていたいんだ..」

若さって言うのは時として暴走もするけど、時としては無謀なまでに感情を押し殺す。
胸に顔を埋めて背中に両腕を回すカヲリちゃん。
ふんわりとした良い香り。
幅の狭い背中。
柔らかな感触。

「あ〜〜(〃´∀`)心臓の音が聞こえるぅ」
「え..(;・∀・)うそ..!?」
「あはっ(〃´∀`)う・そぉ〜ん♪」
「なんだょ..(; ̄ω ̄)ゞ..本当かと思った..」
「あ。でもホントに聞こえるかもょ..(〃´∀`)」
そう言ってカヲリちゃんは俺の胸に耳を当てては心臓の位置を探るように何度かその位置を変えていた。
「あ。聞こえるぅ〜(〃´∀`)♪」
「うそ..(;・∀・)?」
「今度はホントだょ(〃´∀`)トクトクいってる..」
「そりゃ..生きてるんだから心臓だって動いてるさ(; ̄ω ̄)ゞ」

しばらくそのままで俺の心臓の音を聞いていたようだった。

「浩助くんのこと..(〃∇〃)好きになってよかったなっ♪」
「..なんだそりゃ..(^▽^;)」
「そぉゆ〜ことだょ..(〃∇〃)」
「ん。ありがとな(〃ω〃)..なんか..あらためて言われると照れる..」
「ねぇ..」
「ん?」
「浩助くんは..(-""-;)?」
「ぁ。おぅ..俺も..(; ̄ω ̄)ゞ」
「もぉっ!(-`ω´-〆)俺も..じゃなくて..!」
「ぇ..(;・∀・)..好きに決まってんじゃん..」
「たまに言ってくれないとヤダ..(-ω-` )」
「なんで..(;・∀・)?わかりきってることじゃん..」
「それでも!ε=(。・`ω´・。)たまにはちゃんと言葉で言ってくれなきゃヤダッ!」
「ふ〜〜ん..そぉなんだ..(; ̄ω ̄)ゞ..女の子ってめんどくせぇのな..」
「あ(-""-;)!今ちょっと嫌だって思ったなぁ!?」
「へへっ(^▽^;)..思ってない、思ってない」
「めんどくさくてもちゃんと言ってよぉ〜〜(-`ω´-〆)」
俺はバランスを崩して仰向けに転がってしまって、その上にカヲリちゃんが乗っかってしまった。
「きゃん(〃∇〃)」
長めの髪が俺の顔まで垂れてくすぐったい。
そのまま抱きしめてキスをした。時間が止まる。
「俺もカヲリちゃんのこと..好きになって良かったって思ってる..(〃ω〃)」
「ホント(〃∇〃)?」
「うん..(〃ω〃)大好きだょ..」
ぎゅう〜って強く抱きしめて髪を撫でた。
「ぁ..(〃∇〃)..お部屋...行く?」
「ん..(〃ω〃)?..ぅ.ん..」

二人で立ち上がろうとしたら玄関の戸が開いて「ただいま」って声がした。
「あ..(〃∇〃)..」
「はは..( ̄∇ ̄*)ゞ」
「おかえりなさ〜い..(〃∇〃)」
二人で肩をすくめた。
「残念でしたぁ〜(*^▽^*;)」
「ぅ..ぅん..(; ̄ω ̄)ゞ」

両親が茶の間に来た。
「お邪魔してます(; ̄ω ̄)ゞ」
「あら。こんばんは(*^o^*)」
「ああ。こんばんは」
お父さんは一言挨拶をすると一人でお茶を入れて飲み始めた。
「一人だったから浩助くんにいてもらったの..(*^o^*)」
「ふぅ〜ん(〃¬o¬)。珍しく茶の間にいたんだねぇ」
「あはっ(〃∇〃)テレビ見てたから..ねっ?」
「あ..はい..(; ̄ω ̄)ゞ」
「そ。遅くまで付き合わせちゃったみたいでごめんなさいね(*^o^*)」
「いえ。とんでもありません..(; ̄ω ̄)ゞ楽しかったです」

時計を見たら10時を過ぎていた。

「じゃあ、お父さん達も帰ってきたからそろそろ失礼します(; ̄ω ̄)ゞ」
「遅いからねぇ..気をつけて帰るのよっ(@⌒ο⌒@)b」
「えぇ〜〜!帰っちゃうんだぁ〜( ̄~ ̄;)」
「そりゃ帰んなきゃ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「坂を下ってくと酔っぱらいが多いから通りの方を通って帰るんだぞっ(-""-;)!」
「あ。はい。そぉします(; ̄ω ̄)ゞ」
「わたし送ってくるっ(*^o^*)」
「ダメだって!ヾ(;´▽`A``もう遅いんだし..帰り一人になるじゃんか」
「そぉ!カヲリは家にいなさい( ̄◇ ̄)b」
「ちぇっ(-""-;)」

結局、玄関先で土曜日にデートする約束だけして一人で帰った。


《第九十九話へつづく》

・第九十七話はこちらから。

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カヲリ〜99〜

約束の土曜日、授業の終わるのが朝から待ち遠しい。
休み時間に和馬が話し掛けてきた。

「お前、まだカヲリ先輩と付き合ってんのか( ̄~ ̄;)?」
「あ?あぁ..(-""-;)」
「お前さぁ..大丈夫なのか( ̄~ ̄;)?」
「なにがぁ(-""-;)?」
「俺、先週の土曜日に隣町まで行ったんだよ。で、見たんだけどょ..( ̄~ ̄;)」
「なにを(-""-;)?」
「カヲリ先輩、見かけた..( ̄~ ̄;)」
「そりゃまぁ隣町の高校だからな...(-""-;)」
「いゃ..男連れだった..(-""-;)」
「あぁっΣ( ̄◇ ̄;)!?」
「落ち着け...( ̄~ ̄;)..たぶん工業高校の人だ」
「う〜〜ん..( ̄~ ̄;)まぁ、モテるだろうからなぁ..今までも何人かに告白されてるみたいだし..」
「いゃ..俺が心配してるのはよぉ..お前、遊ばれてねぇか..ってことなんだが..(-""-;)?」
「なんで(-""-;)?」
「だってよぉ..年上の、あんな綺麗な人がわざわざ年下の中学生と付き合うかぁ( ̄~ ̄;)?」
「悪ぃのかよ..(-""-;)」
「悪かねぇけど不自然だろ..(-""-;)?..もっとこう..大人の付き合いとかしたいと思うのが自然だろ..」
「でも先週の日曜も一緒にいたし、その前もずっと一緒にいるぜ(-""-;)」

カヲリちゃんは基本的に男が嫌いだ。特に年上の男は嫌いと言うよりも怖がっている。
でも同級生だとしたらどうなんだろう?

「まぁ、人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえって言うし..これ以上は言わんけど..一応、耳に入れといた方が良いかなと思ってよ..(⌒^⌒)b」
「まぁ..心配もしてないけどな..(-""-;)今日も学校が終わったら会うし..」
「えっ(*゚∀゚)そぉなの..?」
「だから時間のあるときはいっつも一緒にいるんだって..ヾ(;´▽`A``」
「そ、そっか..すまん。大きなお世話だったな..(; ̄ω ̄)ゞ」
「いぃや〜、気になんてしてねぇよヾ(;´▽`A``」

とは言うものの、やっぱり気になる。
やっぱり俺じゃ物足りないのか?

気にはするまい。カヲリちゃんのことだから心配ない。
そう思おうとしても悶々としてばかりいる。

授業が終わるとまっしぐらに家に帰って飯も食わずに着替えて駅に向かう。
やっぱり会ったらストレートに聞いてすっきりしよう!

30分くらい待ったかな。
電車が来て、やがてカヲリちゃんが改札から出てきた。
駅前の喫茶店で昼飯を食うことにした。
いざ、和馬の言ったことを聞こうとしてもどう切り出して良いのかわからない。

「あの..さ..( ̄~ ̄;)」
「ん(*^o^*)?」
「カヲリちゃんてモテるよね..( ̄~ ̄;)?」
「え〜〜!(*^o^*)そんなことないよぉ〜」
「え...モテるだろ..( ̄~ ̄;)?」
「なんでぇ(〃¬o¬)?..なんでそんなこと聞くのぉ?」
「いゃ..(; ̄ω ̄)ゞ..べつに..綺麗だから...」
「まぁたまたぁ(*^o^*)..お世辞を言ってもなにも出ませんよぉ〜」
「..その後..また誰かに告白されたとか..ないの(; ̄ω ̄)ゞ??」
「ん〜〜?..なにが言いたいわけ(〃¬o¬)?」
「いゃ..(; ̄ω ̄)ゞ..べつに..そんな奴がいるのかなぁ..って...」
「......(〃¬_¬)」
「いゃ..本当に..べつに大した理由はない..(; ̄ω ̄)ゞ」
「なんかあったの(〃¬o¬)?」
「うにゃ..(; ̄ω ̄)ゞ..べつに..」
「なによぉ..(〃¬o¬)..言いたいことがあるならはっきり言いなさいよぉ..」
「いゃ..んとぉ..(; ̄ω ̄)ゞ」
「......(#¬_¬)」
カヲリちゃんに睨まれた。
「先週の土曜日にさ..(´-ω-`)..工業の男と一緒にいたって人から聞いたんだょ..」
「先週〜〜(-""-;)?」
「ぅん..(´-ω-`)」
「先週...( ̄~ ̄;)..あぁ..いた。いたね」
「えっ(・∀・;ノ)ノ」
「あの人...新しい彼なの..(〃¬o¬)」
「............(〇▽〇lll)ノノ!」
「ばぁか..(〃¬o¬)んなわけないじゃん..」
「:il:il|;l|;il:i(○ω○`;)ll|l|il|;:il|!」
「うそだってばぁ〜ヾ(;´▽`A``」
「じ..じゃあなんなんだよ..(-"-;A」
「名前も知らないょ..(・ω・` )」
「うそっ..Σ( ̄◇ ̄;)..じゃあなんで一緒に歩いてたんだょ?」
「ん..(-ω-` )..絵の具買いに行こうとしたら駅前で声かけられただけだょ..」
「そぉ..なの..(;・∀・)?」
「そぉだよぉ〜(・ω・` )..あんまりしつこいから逃げた..」
「本当に(-ω-` )?」
「ホントだってぇ(^▽^;)」
「ε-(´・`)」
「なによぉ(〃¬o¬)..私のこと信じられないのぉ?」
「い..いゃ..信じてる..ヾ(;´▽`A``」
「ばっかだなぁ..(〃¬o¬)..私、全部話してるじゃん..」
「でもこれは初めて聞いたぞ..(^-^ა)」
「だって話すほどのことじゃないと思ったから..(-ω-` )」
「むぅ〜〜〜( ̄~ ̄;)」
「う〜〜〜ん...(´-ω-`)ごめん..でもホントだからね..」
「ぅん..わかった(^-^ა)」
「だけどショック〜..(-ω-` )」
「なにが(^-^ა)?」
「だって私のこと疑ってたわけでしょ(-""-;)?」
「え..(*゚∀゚)」
「い..ぃや..疑ってたってか...心配してたわけで..(-"-;A」
「ホント(〃¬_¬)?...ホントに疑ってなかったぁ?」
「んなわけねぇじゃんヾ(;´▽`A``」

今思えばとても些細なことだった。でもそれが心底心配になるくらい子供だった。


《第百話へつづく》

・第九十八話はこちらから。

※前編を第一話から順番に続けて読むにはこちらからどうぞ。

※後編(第60話から)はこちらからどうぞ。
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